東京都内には「御茶ノ水」という駅があります。しかし実際の住所としての「御茶ノ水」は存在しません。「御茶ノ水」という名前の郵便局や橋、ホテルは存在しているのになぜなのでしょうか。
江戸時代、現在の順天堂病院のあたりに高林寺という禅寺がありました。この庭に清水がわいており、この水で淹れたお茶を鷹狩りに訪れた将軍、徳川家忠に出したところ、大変気に入ってもらったという逸話があります。
その後も将軍にお茶を献上したところから「御茶ノ水」と周辺が呼ばれるようになったようですが、これはあくまで通称であり400年以上の歴史を持ちながら正式な名称とはなりませんでした。
「御茶ノ水」の現在の正式名称は、千代田区側が「神田駿河台」、文京区側が「湯島」です。
